アメリカ暮らしと子育てと

アメリカに住む主婦の家の事あれこれ記録

麻呂ニャン4

家に帰って専門医からの話を旦那と友人に改めて伝えた。


「治らないなら、もう寿命だよ。あの時拾われなかったら麻呂は確実に死んでたんだからさ。」


母親を亡くしたばかりの友人がそう言ってくれて心が軽くなった。


「でも何で、うちの母親といい麻呂といいこのタイミング何だろうね…」


友人がそう言って泣いた。


友人から猫のお世話の仕方を教えてもらった。


この友人に麻呂を尿結石の時に病院に連れて行ってもらった。


あぁ、麻呂の為に泣いてくれている。


愛されてるなぁ、麻呂。


その晩夢を見た。


麻呂が元気にご飯を食べている夢。


朝起きて、残ったままのお皿を見てかなしくなった。


おしっこはしてくれているようで安心した。


夜眠れない。


精神的に疲労していてこどもに当たってしまう。


旦那は出張でいない。


頑張らないといけない。


立ちくらみが多いと思ったら体重が減っていた。


ここ四日気を揉んでいたからかな。


子供たちがやせないように、ご飯をしっかりと作らないと…。


下の子が泣いている。


上の子が構ってと言ってくる。


麻呂はごはんを食べてくれない。


イライラが3歳の子にぶつかってしまう。


旦那は6月5日まで帰ってこない。


からだと心が持つかな。


毎晩、インターネットで検索する。


眠れない。


安い病院あるのかな。そこなら大丈夫かな。


何が麻呂の為になるのかな。


安楽死を勧められたけど怖い。


家で死を看取るのも怖い。


じわじわと精神が追い詰められていく。


こうやって文にして気持ちの整理をつけないとやっていけない。


ネガティヴとポジティブが交錯する。


でも覚悟は決めた。


遅かれ早かれ命あるものに死は必ず訪れる。


受け入れたくない。


やっぱり怖い。


麻呂が死ぬだなんていやだ。


行かないでほしい。


もっともっと一緒にいたい。






今日は少し食べてくれたおかげか、うんちをしていた。


嬉しかった。